【鉄板焼き@新宿】贅沢な空間で、シャトーブリアンステーキを初め、おいしいディナーを頂きました。
入店経緯
2019年10月にお邪魔させていただいたお店となります。
新宿に隠れ家的鉄板焼のお店がある、と紹介を受け、お邪魔させていただきました。
新宿駅を降り、Google MAP を頼りに、お店に歩いてみますが、Google MAP 上だと、建物の裏側に案内されてしまい、迷ってしまいました。
そのように迷われることのないよう、ご注意ください。
お店の場所は、キャバクラ・ホストクラブなどが立ち並ぶ「ザ・歌舞伎町」のエリアにあります。
少々気圧されてしまいますが、お店の場所を見つけることができました。
どうやら、お店は地下1階にあるようですね。
階段を降りて、お店に向かいます。
そうした経緯で、こちら「鉄板焼き ステーキ 湛山」さんにお邪魔させていただきました。
店内の様子について
お店に入ると、フロアのスタッフの方に、鉄板の目の前の席に案内してもらえました。
店内は、L字型カウンター席が10席ほどでしょうか。
他にも、個室スペースがいくつかあるようです。
鉄板焼目の前のカウンター席は、シェフが目の前で、鉄板でお肉などを焼いていただける様子が見える特等席ですね。
シェフも大変気さくな方で、緊張している私に、自然な会話をしていただきました。
店内にある調度品は高級感もありますが、落ち着いた空間だと感じます。
席から見える厨房スペースも、綺麗に見えて、清掃が行き届いていることがよくわかります。
後ほど、シェフからお話を伺いましたが、BGMにもこだわりがあるようで、私は音楽には疎いのですが、昔のディスコミュージックを流しているそうです。
客層は、歌舞伎町という立地もあってか男女グループや、同伴でいらっしゃる方々が多いようです。
また、外国人のお客さんも多いように見受けられます。
周辺のホテルにお泊りの方が紹介されて来ることも多いとシェフからお話を伺いました。
お店は11年も営業しているとお話を伺いました。
この歌舞伎町で11年も営業しているのは、本当にスゴイことですね。
いろいろな歴史があったのだろうなぁ。
タバコは、2019年10月現在は吸えるそうです。
しかし、2020年4月から東京都の東京都受動喫煙防止条例が施工されるので、2020年4月以降はどうなるのでしょうかね。
お料理・お飲み物について
料理を注文しようとしたところ、紹介していただいた方に、既にオススメのコースを用意していただいておりました。
えーっ!こんな高級店のオススメのコース!?
そんなつもりではなかったので、少々ビビりますが、
せっかくの機会なので、覚悟を決めて、いただくことにします。
シェフのお話では、「だんだん美味しくなるコース」とのこと。
なるほど。期待が高まりますね。
最初に提供された前菜は、ホタテ貝柱とほうれん草の前菜です。
コンソメジュレや、栗のソースを、「ぐちゃぐちゃにして、お召し上がりください」とのこと。
気取らないスタイルがいいですね。
ウニや香草のディルも風味を深めています。
うーん。美味しい。
初めからここまで美味しいのに、「だんだん美味しくなるコース」ならば、最後はどれだけ美味しいのだろう。
次に、しいたけ・オクラ・マコモダイなどの野菜焼きの前菜を頂きました。
無塩バターに塩コショウでしっかりと味付けはされておりますが、タルタルソースをつけると、更に美味しくなります。
このタルタルソースは、玉ねぎが入っていないと、シェフに教えていただきました。
なんでも、玉ねぎを入れると傷みが早くなってしまうそうです。なるほど、勉強になりました。
また、タバスコが隠し味になっているそうです。隠し味まで教えていただけるシェフの気遣いが嬉しくなりますね。
続いて、フォアグラのソテーを頂きました。
「キイチゴ・オレンジ・バルサミコのソース」を和えて、いただきました。
彩りも綺麗な一皿で、濃厚なフォアグラがソースでさっぱりになり、味わいが複雑になっています。
フルーティーな香りを感じつつも、フォアグラの濃厚さを味わえる一品だと感じます。
付け合せの、ゼリーよせも、イチジクとフォアグラの風味を感じます。
何でも、イチジクは乾燥イチジクをポートワインでじっくりと煮込んでいるとのこと。
なるほど、確かなこだわりを感じますね。
お皿には、リンゴとシナモンのコンフォートまであり、次の料理に向けて、フォアグラの油を打ち消す役割があるようですね。
この一皿だけでも満足ですが、更に期待が高まります。
オニオングラタンスープをいただきました。
何でも、お店の中で、鶏ガラから2日間かけて煮込んでいるとのこと。
セロリ・トマト・人参・タマネギなどの材料に、シェリー酒も利用されているとシェフからお話を伺えました。
シェリー酒には馴染みがあまりありませんが、シェリー酒を作った樽に、ウィスキーを熟成させている…といった話を以前、本で読んだことがあるなぁ、と思い出していました。
そうして、煮込んだスープが、2種類のチーズ(ゴーダチーズ・チェダーチーズ)によって、酸味を初め、更に風味・香りが複雑になっている、と感じます。
温かいスープの後に、サラダをいただきました。
サラダのドレッシングには、青じそが使われており、さっぱりとした味わいになっています。
皿もしっかりと冷やされており、温かいスープの後の一品として、ちょうどいいですね。
次に、アワビのソテーとなります。
無塩バターの風味に加えて、適度な塩味を感じ、アワビ自体の旨味を感じ、歯ごたえもあって、美味しくいただけました。
アワビには、塩を加えていないとのこと。
アワビは海水の生簀で保存しているようで、その海水の塩分が、適度な味わいを醸し出すのでしょうね、きっと。
アワビの肝も、美味しくいただけました。
肝は素材が新鮮でないと提供が難しいということなので、シェフのこだわりが感じられますね。
次に、伊勢海老です。
伊勢海老の柔らかい弾力に旨味に加え、味噌の風味・アメリケーヌソースの濃厚な味わいが、口の中で踊ります。
なんでも、アメリケーヌソースは、バニラビーンズを隠し味に加えているそうです。
うーん。美味しい。
皿に添えられた、サツマイモをいただいてみますと、お芋だけの味わいではなく、驚いてしまいました。
シェフにお話を伺うと、サツマイモをレモンで炊いているとのこと。
なるほど。細部のこだわりに感動してしましました。
伊勢海老は、後ほど、味噌汁にしていただき、提供していただけるそうです。
さていよいよ、メインディッシュ・シャトーブリアンです!
本日のシャトーブリアンは、新潟県産のA5ランクとのこと。
ミディアムかミディアムレアがオススメ…ということで、ミディアムレアでお願いしました。
提供されたシャトーブリアンは、一切れだけ、焼き具合が見えるようになっていて、目にも嬉しいですね。
お好みでゴマダレ・わさび・おろしポン酢をつけて、お召し上がりください、とのこと。
中でも、ゴマダレはシェフに相当のこだわりがあるようで。
なんでも、20種類の材料でいままでのゴマダレの概念を覆すほどの自信作のようです。
ゴマダレだけ、箸で少しだけなめてみます。
ごま、アーモンド、ピスタチオ、胡椒…と複雑な味わいを感じ、これだけでご飯3杯いけますね。
シャトーブリアンも、素材自体が素晴らしく、
お皿に添えられた塩・胡椒で十二分に美味しくいただけました。
シェフ自慢のゴマダレとの相性も非常によく、最後には、ゴマダレはなくなってしまいました。
付け合せの、もやしは、ひげもすべて取られていて、丁寧な仕事が感じられますね。
こうした目立たない場所にも、シェフのこだわりを感じます。
締めの、ガーリックライス、伊勢海老の味噌汁とお漬物をいただきます。
伊勢海老の味噌汁は、赤だしの風味もあり、とても美味しくいただけました。
ガーリックライス自体も美味しくいただけますが、半分ほど頂いたところで、途中で「タラバガニとえのきのだし茶漬け風」に味変していただけます。
味の変化もあり、最後まで楽しくいただけました。
漬物もさっぱりして、いいですね。
最後に、ソファー席に移動して、デザートとコーヒーをいただきました。
デザートは、ゆずシャーベット・クレームブリュレ・コンフォート添えのケーキです。
どれも一つ一つ美味しく、食後にちょうどいいですね。
お店について、感じたこと
大変贅沢な空間で、美味しい料理を、シェフやスタッフの温かいおもてなしで過ごせるよいお店だと感じます。
コースの内容も、前菜から魚介料理も肉料理もどれもおいしく、ホテルに宿泊される方が、狙ってご来店されるのもよくわかります。
ごちそうさまでした。