【懐石料理@銀座】洋のエッセンスも随所に感じる「銀座 稲葉」
[店名]銀座 稲葉
[最寄駅]銀座駅 徒歩7分
[ディナー予算]33000円-
2022年12月訪問
お店の様子について
銀座駅を降り、冬の繁華街を歩くと、高級感のある和風な店構えが見えてきます。少々緊張しながらも、お店の扉を開けてみます。
そんな私の緊張をほぐすように、お店の方は笑顔で出迎えてくれるのが嬉しいですね。上着を預けると、席に案内していただきました。
高級感のある和風のカウンターが8席。
カウンター越しには、まな板や包丁があり、目の前で料理を用意してくれて、臨場感があります。抹茶用の茶器が並べられていたりと雰囲気がありますね。
デート利用・記念日利用に適していると感じます。
お料理について
★おまかせコース
四季を感じる、おまかせコースをいただきました。
お飲物は、クラフトビールや日本酒数種類をいただきました。料理はもちろん、お酒も美味しくいただけました。
☆はまぐり
茶碗蒸し…のようにも感じる「はまぐりの玉地蒸し」は、濃厚なハマグリの旨味と柔らかさと、優しい出汁の味わいを感じることができます。和風の味わいだけではなく、洋風の旨味を感じたので、お店の方に聞いてみると、ベシャメルソースも利用しているそうです。なるほど、和風と洋風の絶妙なバランスが印象的です。
☆牡蠣
サムライオイスターという牡蠣だそうです。弾力のある牡蠣の上には、更に牡蠣エキスがかけられています。濃厚なだけではなく、彩りを意識したメネギ・紫蘇花の香りがまたいいですね。ご飯は、どちらかと言うとあっさり目で、牡蠣の厚さとちょうどいいです。
☆金沢おでん風 かにしんじょう・バイ貝
かにしんじょうは、カニの身とカニ味噌を両方感じます。柚子胡椒もアクセントになっていて、いいですね。出汁も上品さがあります。バイ貝も弾力があります。
☆屋久島のシマアジ
シマアジは旨味が凝縮されていて、丁寧に熟成されていることがわかります。
☆クエ
「まるで肉」のようにも錯覚するようなクエは、奈良漬けの香り・歯ごたえに加え、濃厚なあん肝ソースと絡めることによって、複雑な食感・旨味を感じることができる見事な逸品です。
☆琵琶湖のモロコ
シシャモのようにも見える淡水魚のモロコです。
モロコの淡い醤油?の香りが、淡水魚と相性がいいですね。からすみとネギもいい味わいです。
☆蝦夷鮑のフライ
サックリ食感と弾力のどちらも感じる蝦夷鮑です。
鮑の肝のソースも濃厚です。塩は、イギリスの塩だそうで、こだわりを感じますね。まるでフレンチのような盛り付けなのも印象的ですね。
☆ふかひれの小鍋
グツグツとした小鍋には、ふかひれの他、桜エビ・ホタテ・白菜・里芋?などいろいろな食材で旨味が濃厚です。なんでも具材は、毎月変わるようです。毎月お店にお邪魔したくなりますね。
☆蝦夷鹿ロース
たまねぎの旨味も感じるソースと、クレソンの香りを感じます。
☆フグの炊き込みご飯
☆フグの炊き込みご飯のお茶漬け
フグの炊き込みご飯をちょっと食べた後に、お茶漬けスタイルでも提供してもらえます。フグの身も贅沢ですね。昆布や梅干しも上品な味わいですね。
☆酒粕アイスの大福
☆抹茶と、山椒入りのガトーショコラ
どちらのデザートも、一工夫も二工夫もされていることを実感します。
「山椒入りのガトーショコラ」は、和の要素と洋の要素がどちらもあるのが印象的です。
海外からのお客さんも多いようです。
和と洋のどちらのエッセンスも感じるので、日本人にも外国人にもどちらにも人気がありそうな懐石料理だと思います。
特別な時間を過ごせるお店です。ごちそうさまでした。